IPA:「ワンクリック不正請求」とは
この一文はほぼ正しいです。

正しいことだけ書いて欲しいものです。

ここでチェック。

『利用者の意思に反して会員登録を行い』 と書いていますよね。
そう言いながら、このページ全体を通して書かれているのは 『クリックしたあなたが悪い』 なんですよ。

私は、これがおかしいと言っているんです。
『利用者の意思に反して会員登録を行い』 と言えるなら、それだけで利用契約は無効です。
というより、成立していません。

これだけで十分なのに、『会員登録を行い』 などと、事実として登録などされてはいないにもかかわらず、あたかも実際に登録されたかのように閲覧者に印象づける役割を果たしている言葉です。
閲覧者に恐怖を与えそうですね。

『料金』 という言葉も適切ではありません。
『料金』 というのは、契約に基づく商品等の給付に対する反対給付です。
有料利用契約の成否を論じることなく、いきなり 『料金』 は甚だしい片手落ちでしょう。
『料金』 と書くことで、閲覧者は一層不安感を与えられることになります。

書く必要がある場合には、『料金と称して』 等と記述するようにしましょうね。
ワンクリサイトは、『実は登録もしないのに登録したと表示し、料金などと言えるわけもないのに料金と称してお金を恐喝するサイト』 です。

その手口を追認しちゃいけませんね、IPAさん。




(閉じない場合は×で・・)