IPA:「セキュリティの警告」画面が表示されるのは、何らかのプログラムがダウンロードされることを意味します。
初耳ですね。

『何らかのファイルがダウンロードされる』 ことを意味するものとばかり思っていましたけど。
あるいは、SSL暗号化通信=https=で、サーバー証明書がシステムに登録されていなくてもセキュリティ警告が出ます。

だいたい、 hta タイプのワンクリウェアは exe のようなプログラムではありませんし。
HTAをプログラムというなら、JavaScriptもVBScriptもプログラムです。
一般のWebサイトは全部プログラムである、と言ってもかまわないような言い分ですね。
今のWebサイトには、JavaScript満載です。
ITのプロなら、それらしいことを書いて欲しいものです。
ダウンロードダイヤログボックスでは、一般のHTMLページに通常含まれない形式のファイルをダウンロードしようとしたときに警告を出します。
たとえば wmv や ipg でも、embed や image タグ等 『以外』 から呼び出された場合には、ダウンロードダイヤログボックスを出します。(embed 等で、HTMLの構成部分として呼ばれれば、何も言わないでダウンロードしてページに埋め込みます。)

普段は気にもしていないでしょうけど、普通にWebページを 『開く』 という行為は、『HTMLファイル、及びその付属ファイル』 を 『ダウンロード』 して、『インターネット一時ファイル置き場=一時フォルダ』 にコピーし、その上で、PC内にコピーしたファイルをブラウザというプログラムでディスプレイに表示しているのです。
PCは、PCの中に無いファイルを取り扱うことはできないのです。

つまり、『Webページの閲覧』 は、ダウンロードの連続なんです。
何も、意識して動画か何かをダウンロードするばかりがダウンロードではありません。
特に 『何かのファイルをダウンロードする』 という言い方をするのは、一時フォルダに格納されたファイルをブラウザ以外のファイルが直接開くことができないという事情によります。(ソースの表示を除く)
何か他のプログラムが取り扱うためには、一時フォルダではなく、どこか他のフォルダに格納する必要があるのです。

ダウンロードダイヤログボックスで 『開く』 を選択した場合、インターネット一時フォルダにコピーされたファイルを直接開くことになります。
これは、ブラウザが、他のプログラムをブラウザの一部として使うという形を取るために直接開けるのです。
htaワンクリウェアを 『開いた』 時には、mshta.exe がブラウザのプラグインとして使われます。
この場合、ワンクリウェアは時間が経てば(一時フォルダの容量制限のため)消えてしまいます。
もちろん、実行した結果は残ったままですけど。
セキュリティの警告には、もう一つありますね。

実行ファイル=プログラムを実行するときに、Windowsに認識されていないプログラムを実行しようとしたときには 『このプログラムは怪しいよ? 本当に実行していいの?』 と訊かれます。

htaワンクリウェアでは出ない警告でしょう。
私は、Vista等を使って実験していないので断言できませんけど、標準のアプリケーションですからね。

その昔、花盛りだった exe タイプのワンクリウェアの場合は出ていた警告です。




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